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[ 概要
| コマンド・パネル
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コマンド・パネル
コマンド・パネルには、以下のボタンが置かれています。
xfig を終了します。
アクセラレータ Meta-q もこの機能を実行します。
多くのウィンドウ・マネージャは
ウィンドウを終了させるための機能を持っていますが、
その機能を用いて xfig を終了させることも可能です。
図が変更され、セーブされていない場合には、
ポップアップ・パネルが開かれ、ファイルへのセーブを行なった後に終了するか、
ファイルへのセーブを行なわずに終了するか、
もしくは操作を取り消すかの選択を求められます。
xfig が HUP や INT などのシグナルによって終了させられた
(例えば、kill コマンドや xfig の内部エラーによって) 場合には、
xfig は図をファイル SAVE.fig にセーブしようとします。
キャンバスのオリエンテーション (方向) を、
Portrait (横長) と Landscape (縦長) の間で変更します。
このオリエンテーションは
Export や Print
に際してのデフォルトのオリエンテーションとしても用いられます。
デフォルトのオリエンテーションは、
コマンド行オプションによって
指定することができます。
また、fig ファイルをロードした際には、
オリエンテーションはそのファイルの内容に応じて自動的に変更されます。
新しい図の作成のために、
キャンバスからすべてのオブジェクトを削除し、またファイル名をクリアします。
アクセラレータ Meta-n もこの機能を実行します。
この操作は、Undo 機能によって取り消すことが可能です。
この後、ファイル名を指定せずに
ファイルをセーブしようとした場合には、
ファイル名の入力を求めるために
File パネルが開かれます。
ファイル名を変更せずに
キャンバスからすべてのオブジェクトを削除したい場合には、
アクセラレータ Meta-d を用いることができます。
また、選択したオブジェクトを削除したい場合には、
DELETE を用いることができます。
直前に行なわれた、オブジェクトの入力、削除、あるいは編集の操作を取り消します。
アクセラレータ Meta-u もこの機能を実行します。
多段階の undo はサポートされていません。
Undo が2回クリックされた場合には、
最初の Undo の前の状態に戻ります。
キャンバスの内容の再描画を行ないます。
アクセラレータ Meta-r、
及び Ctrl-l もこの機能を実行します。
事前にカット・バッファにコピーされたオブジェクト
(COPY、
及び DELETE を参照)
を現在の図にペーストします。
アクセラレータ Meta-t もこの機能を実行します。
オブジェクトはキャンバス上のマウス・カーソルの近くに表示され、
その状態で位置を移動させた後で
マウスボタン1をクリックすることによって、指定した場所に置くことができます。
この機能は、他の図の一部を
編集中の図の中にコピーするために用いることができます。
同じユーザーが複数の xfig を実行している場合には
カット・バッファはそれらの xfig のあいだで共有されますので、
xfig を複数起動した状態で、
それらの xfig のあいだでのコピーを行なうこともできます。
ファイルに格納されている図全体を編集中の図の中にコピーしたい場合には、
File パネル を用いて
ファイルをマージすることができます。
通常、カット・バッファとしては
ユーザーのホーム・ディレクトリの ``.xfig'' ファイルが用いられます。
File ボタンは、
fig ファイルのロードやセーブなどのための機能を提供します。
図を fig ファイル以外の形式 (PostScript など) で出力したい場合には
Export を、
また図の中にイメージを挿入したい場合には
IMPORTING PICTURE OBJECTS を
使用します。
コマンド・パネルの File ボタンを
マウスボタン3 (`Save shortcut')でクリックすると、
File パネルを開かずに save 機能を実行します。
これは、ファイルからロードした図を編集した後に
同じファイルに書き戻す場合に有用です。
アクセラレータ Meta-s もこの機能を実行します。
File ボタンをマウスボタン1 (`Popup')でクリックすると、
File パネルが開かれます。
アクセラレータ Meta-f も同じ機能を持ちます。
- Current Filename
- これは現在編集中のファイルの名前を示しており、
Filename フィールドにファイル名を入力せずに
Save ボタンをクリックした場合や、
コマンド・パネルの File ボタンをマウスボタン3 (`Save shortcut')
でクリックした場合などには、そのファイルへのセーブが行なわれます。
ファイルのロードやセーブを行なった場合には、
Current Filename はそのファイル名に変更されます。
- Filename
- ロードやセーブの対象とするファイルを指定します。
このフィールドが空の場合には、
Current Filename に表示されているファイルがアクセスされます。
Filename フィールドのファイル名は、
File Alternatives リストのファイル名をクリックするか、
もしくはキーボードから直接入力することによって変更することができます。
ファイル名を入力した後に return をタイプすると、
Load ボタンをクリックした場合と同様にそのファイルがロードされます。
- (File) Alternatives
- ここには現在のディレクトリの中のファイルの一覧
(Filename Mask で指定されたパターンに一致するもの) が表示されており、
その中からアクセスの対象とするファイルを選択することができます。
このリストの中のファイル名をマウスボタン1でクリックすると、
そのファイル名が Filename フィールドにコピーされます。
また、このリストの中のファイル名をマウスボタン1でダブル・クリックすると、
Load ボタンをクリックした場合と同様にそのファイルがロードされます。
- Filename Mask
- ここで指定されたパターンに一致する名前のファイルのみが
File Alternatives リストに含められます。
パターンは UNIX のシェルで用いられるものと同様のものであり、
``*'' や ``?'' などの
メタ・キャラクタを用いることができます。
このフィールドで return をタイプすると、
Rescan ボタンがクリックされた場合と同様に
現在のディレクトリがスキャンされます。
この文字列の初期値は ``*.fig*'' であり、
圧縮されたものやバックアップ・ファイルを含む
全ての fig ファイルに一致しますが、
これは必要であればリソース
Fig*file-panel*mask*string によって変更することができます。
- Current Directory
- これは現在のディレクトリを示しており、
File Alternatives リストには
このディレクトリの中のファイルが表示されます。
Current Directory フィールドのディレクトリ名は、
Directory Alternatives リストのディレクトリ名をクリックするか、
もしくはキーボードから直接入力することによって変更することができます。
ディレクトリ名を入力した後に return をタイプすると、
Rescan ボタンをクリックした場合と同様に
そのディレクトリの中のファイルがスキャンされ、
File Alternatives リストの内容が更新されます。
- (Directory) Alternatives
- ここには現在のディレクトリの中のディレクトリの一覧が表示されており、
このリストのいずれかの項目をマウスボタン1でクリックすると
そのディレクトリへの移動が行なわれます。
通常はここには隠しディレクトリは表示されませんが、
これは Show Hidden ボタンによって切り替えることができます。
``..'' は親のディレクトリを示しています。
親ディレクトリへの移動は、File Alternatives リスト、
もしくは Directory Alternatives リストの上で
マウスボタン3をクリックすることによって行なうこともできます。
- Load/Merge figure offset
- ここでは、ファイルのロードやマージに際して
図をシフトさせる距離を指定することができます。
図は、ここで指定された距離だけ、右、もしくは下へシフトされます。
負の値を指定することにより、
図を左、もしくは上へシフトさせることも可能です。
距離の単位は、Inches、
Centimeters、及び Fig Units (xfig 3.x では 1/1200 インチ)
から選択することができます。
- Home
- このボタンをクリックすると、
ユーザーのホーム・ディレクトリへ移動します。
- Show Hidden
- このボタンをクリックすると、
隠しディレクトリ (名前が ``.'' で始まるディレクトリ) を
表示する状態と表示しない状態とが交互に切り替えられます。
通常は、隠しディレクトリは表示されないようになっています。
- Rescan
- このボタンをクリックすると、
現在のディレクトリの中のファイルで
Filename Mask に一致するものがスキャンされ、
File Alternatives リストの内容が更新されます。
アクセラレータ Meta-r も同じ意味を持ちます。
- Cancel
- このボタンをクリックすると File パネルが閉じられます。
アクセラレータ Meta-c も同じ意味を持ちます。
- Save
- このボタンをクリックすると、
Filename フィールドでファイル名が指定されている場合には
そのファイルへの、
さもなくば Current Filename で示されている
ファイルへのセーブが行なわれます。
アクセラレータ Meta-s も同じ意味を持ちます。
また、File ボタンを
マウスボタン3 (`Save shortcut')でクリックした場合には、
File パネルを開かずにこれと同様の動作をします。
Current Filename とは異なる、
既に存在するファイルへのセーブを行なおうとした場合には、
セーブを行なうかどうかを確認するための確認ウィンドウが開かれます。
また、Current Filename とは異なるファイルへのセーブを行なった場合には、
そのファイル名が Current Filename に設定されます。
ファイルのセーブに先立って、
元のファイル (もしあれば) をバックアップ・ファイルとして残すために、
そのファイルは拡張子 ``.bak'' を付けた名前に変更されます。
- Load
- このボタンをクリックすると、
Filename フィールドで指定されたファイルから図が読み込みまれます。
アクセラレータ Meta-l も同じ意味を持ちます。
ロードに先立って、キャンバスの内容は消去されます。
キャンバス上の図に何らかの変更が行なわれており、
かつその後でセーブが行なわれていないならば、確認ウィンドウが開かれ、
その図を捨てて新しいファイルをロードするか、
もしくは新しい図のロードを取り止めるかの選択が求められます。
図は、Load/Merge figure offset で指定された距離だけ
シフトしてロードされます。
xfig は、compress、もしくは
gzip
によって圧縮されたファイル
(拡張子が .Z、.z、もしくは .gz であるファイル)
もロードすることができます。
圧縮されたファイルのロードに先立って、それらのファイルは
uncompress、もしくは
gunzip
によって uncompress されます。
新しいバージョンの xfig は
古いバージョンの xfig で作成された
fig ファイルをロードすることができますが、
その逆は成り立ちません。
古いフォーマットのファイルをロードした場合には、
xfig はその旨をユーザーに通知し、
またセーブに際してファイルを現在のバージョンのフォーマットに変更します。
Fig ファイルを古いバージョンのフォーマットでセーブする方法はありません。
- Merge
- このボタンをクリックすると、
Filename フィールドで指定されたファイルから図が読み込みまれ、
キャンバス上の図とマージされます。
アクセラレータ Meta-r も同じ意味を持ちます。
Load と同様、
図は Load/Merge figure offset で指定された距離だけシフトされます。
Export ボタンは、図を PostScript、GIF、JPEG、HP-GL などの
種々のフォーマットでファイルに格納するための機能を提供します。
これは、xfig で作成した図を他のアプリケーション
(例えば LaTeX や FrameMaker など) で読み込みたい場合に用いることができます。
図を PostScript プリンタへ出力するためには
Print を使用して下さい。
コマンド・パネルの Export ボタンを
マウスボタン3 (`Export shortcut')でクリックすると、
Export パネルを開かずに export 機能を実行します。
Export ボタンをマウスボタン1 (`Popup')でクリックすると、
Export パネルが開かれます。
アクセラレータ Meta-e も同じ機能を持ちます。
- Magnification
- 図の出力に際しての拡大率を、% で指定します。
デフォルトは 100% ですが、
Fig.magnification リソースによって変更することもできます。
- Fit to Page
- このボタンをクリックすると、
Paper Size で設定された用紙に
少なくとも 1/2 インチの余裕を持って図が収まるように、
Magnification を自動的に設定します。
これは、Language として PostScript を選択している場合に限って
有効となります。
- Orientation
- 出力のオリエンテーション (方向) を指定します。
Landscape は用紙を横長に、
Portrait は用紙を縦長に使用するようにします。
デフォルトのオリエンテーションは図のオリエンテーション
(これは Port/Land によって変更できる)
と同一となります。
- Justification
- 図の左端を用紙の端に合わせる (Flush Left) か、
図を用紙の中央に出力するようにする (Centered) かを選択します。
これは、Language として PostScript を選択している場合に限って
有効となります。
- Paper Size
- 用紙の大きさを選択します。
使用可能な Paper Size については、
Print パネル での説明を参照して下さい。
これは、Language として PostScript を選択している場合に限って
有効となります。
- Pages
- Multiple を選択すると、
図が Paper Size で選択された用紙よりも大きい場合に、
図を複数のページに分割して出力するようになります。
Single を選択した場合にはこの機能は使用されません。
これは、Language として
PostScript を選択している場合に限って有効となります。
- Export Offset
- エクスポートに際して、
図はここで設定された距離だけ右、もしくは下へシフトして出力されます。
負の値を指定することにより、
図を左、もしくは上へシフトさせることも可能です。
距離の単位は、Inches、
Centimeters、及び Fig Units (version 3.x では 1/1200 インチ)
から選択することができます。
- Language
- 図をエクスポートするフォーマット (言語) を選択します。
デフォルトは Encapsulated PostScript ですが、
Fig.exportLanguage リソースによって変更することもできます。
以下のフォーマットが使用可能です。
- LaTeX picture environment
- PicTeX macros
- IBMGL (HP-GL)
- Encapsulated PostScript (EPSF)
- PostScript
- Combined PostScript/LaTeX
- Textyl
- TPIC
- PIC
- ACAD
(AutoCAD slide format, SLD)
- MF (MetaFont)
- PCX
(paintbrush format)
- PNG
(Portable Network Graphics)
- GIF
- JPEG
- PBM
(Portable Bitmap package)
- TIFF
(Tag Image File Format)
- Tk (Tck/Tk toolkit)
- XBM
(X11 Bitmap)
- XPM
(X11 Pixmap)
- PPM (Portable Pixmap)
LaTeX フォーマットのバリエーションとして、
標準の picture 環境以外に、epic、eepic、
及び eepicemu マクロを使用することもできます。
Combined PostScript/LaTeX を用いると、図のテキストの部分を LaTeX で、
それ以外の部分を PostScript で出力することができますが、
これは特に図に複雑な数式が含まれている場合
(TEXT FLAGS も参照)
に有用です。
xfig で作成することのできるすべての図を、
すべてのフォーマットにおいて完全に出力できるわけではありません。
例えば、取り込まれたイメージは
IBMGL でのエクスポートに際しては出力されません。
PostScript でのエクスポートに際しては
xfig のほとんどすべての機能が使用可能であり、
またかなり高品質の出力を生成することができます。
GIF や JPEG などのビットマップ形式でのエクスポートを行なうためには、
GhostScript、
及び netpbm パッケージ
が必要となります。
- Transparent Color
- GIF フォーマットでのエクスポートに際して、
いずれかの色を ``透明'' であるものとして設定することができます。
Transparent GIF に対応した GIF ビューア
(例えば Netscape Navigator など)
での表示に際しては、その色は表示されず、
代わりにその色があった場所にはビューアの背景が現れるようになります。
このメニュー・ボタンは、
GIF フォーマットでのエクスポートに際してのみ表示されます。
デフォルトは None です。
- Default Filename
- Output Filename でファイル名が指定されなかった場合には、
出力はここに表示されているファイルへ書き込まれます。
このファイル名は、デフォルトでは図のファイル名に
出力のフォーマットに対応する拡張子を付け加えたものとなっていますが、
Output Filename でファイル名を指定して
エクスポートを行なった場合にはそのファイル名に変更されます。
- Output Filename
- 出力を書き込むファイルを指定します。
このフィールドが空の場合には、
Default Filename フィールドのファイル名が
出力先のファイル名として用いられます。
Output Filename フィールドのファイル名は、
File Alternatives リストのファイル名をクリックするか、
もしくはキーボードから直接入力することによって変更することができます。
ファイル名を入力した後に return をタイプすると、
Export ボタンをクリックした場合と同様に
そのファイルへのエクスポートが行なわれます。
- (File) Alternatives
- ここには現在のディレクトリの中のファイルの一覧
(Filename Mask に一致するもの) が表示されており、
その中からエクスポート先のファイルを選択することができます。
このリストの中のファイル名をマウスボタン1でクリックすると、
そのファイル名が Output Filename フィールドにコピーされます。
また、このリストの中のファイル名をマウスボタン1でダブル・クリックすると、
Export ボタンをクリックした場合と同様に
そのファイルへのエスポートが行なわれます。
既に存在しているファイルへのエクスポートを行なった場合には
そのファイルに格納されていた情報は失われることに注意して下さい。
- Filename Mask
- ここで指定されたパターンに一致する名前のファイルのみが
File Alternatives リストに含められます。
パターンは UNIX のシェルで用いられるものと同様のものであり、
``*'' や ``?'' などの
メタ・キャラクタを用いることができます。
このフィールドで return をタイプすると、
Rescan ボタンがクリックされた場合と同様に
現在のディレクトリがスキャンされます。
この文字列の初期値は ``*ps'' となっていますが、
必要であればリソース
Fig*export-panel*mask*string によって設定することができます。
- Current Directory
- これは現在のディレクトリを示しており、
File Alternatives リストには
このディレクトリの中のファイルが表示されます。
この内容は、Direcotry Alternatives リストの
ディレクトリ名をクリックするか、
もしくはキーボードから直接入力することによって変更することができます。
ディレクトリ名を入力した後に return をタイプすると、
Rescan ボタンをクリックした場合と同様に
そのディレクトリの中のファイルがスキャンされ、
File Alternatives リストの内容が更新されます。
- (Directory) Alternatives
- ここには現在のディレクトリの中のディレクトリの一覧が表示されており、
このリストのいずれかの項目をマウスボタン1でクリックすると
そのディレクトリへの移動が行なわれます。
通常はここには隠しディレクトリは表示されませんが、
これは Show Hidden ボタンによって切り替えることができます。
``..'' は親のディレクトリを示しています。
親ディレクトリへの移動は、File Alternatives リスト、
もしくは Directory Alternatives リストの上で
マウスボタン3をクリックすることによって行なうこともできます。
- Home
- このボタンをクリックすると、
ユーザーのホーム・ディレクトリへ移動します。
- Show Hidden
- このボタンをクリックすると、
隠しディレクトリ (名前が ``.'' で始まるディレクトリ) を
表示する状態と表示しない状態とが交互に切り替えられます。
通常は、隠しディレクトリは表示されないようになっています。
- Rescan
- このボタンをクリックすると、
現在のディレクトリの中のファイルがスキャンされ、
File Alternatives リストの内容が更新されます。
アクセラレータ Meta-r も同じ意味を持ちます。
- Cancel
- このボタンをクリックすると Export パネルが閉じられます。
アクセラレータ Meta-c も同じ意味を持ちます。
- Export
- このボタンをクリックすると、
Output Filename フィールドで
ファイル名が指定されている場合にはそのファイルへの、
さもなくば Default Filename で示されているファイルへの
エクスポートが行なわれます。
アクセラレータ Meta-e も同じ意味を持ちます。
Default Filename とは異なる、
既に存在するファイルへのエクスポートを行なおうとした場合には、
エクスポートを行なうかどうかを確認するための確認ウィンドウが開かれます。
また、Default Filename とは異なるファイルへの
エクスポートを行なった場合には、
そのファイル名が Default Filename に設定されます。
Print ボタンは、
図を PostScript プリンタへ印刷するための機能を提供します。
出力をファイルに格納したい場合には
Export を使用します。
コマンド・パネルの Print ボタンを
マウスボタン3 (`Print shortcut')でクリックすると、
Print パネルを開かずに Print to Printer 機能を実行します。
また、Shift キーを押した状態でマウスボタン3で
Print ボタンをクリックすると、
Print to Batch 機能を実行します。
Print ボタンをマウスボタン1 (`Popup')でクリックすると、
Print パネルが開かれます。
アクセラレータ Meta-p も同じ機能を持ちます。
- Magnification
- 図の出力に際しての拡大率を、% で指定します。
デフォルトは 100% ですが、
Fig.magnification リソースによって変更することもできます。
- Fit to Page
- このボタンをクリックすると、
Paper Size で設定された用紙に
少なくとも 1/2 インチの余裕を持って図が収まるように、
Magnification を自動的に設定します。
- Orientation
- 出力のオリエンテーション (方向) を指定します。
Landscape は用紙を横長に、
Portrait は用紙を縦長に使用するようにします。
デフォルトのオリエンテーションは図のオリエンテーション
(これは Port/Land によって変更できる)
と同一となります。
- Justification
- 図の左端を用紙の端に合わせる (Flush Left) か、
図を用紙の中央に出力するようにする (Centered) かを選択します。
- Paper Size
- 用紙の大きさを選択します。
用紙の大きさとしては以下のものが使用可能です。
- Letter (8.5in x 11in)
- Legal (8.5in x 14in)
- Tabloid (17in x 11in)
- ANSI A (8.5in x 11in)
- ANSI B (11in x 17in)
- ANSI C (17in x 22in)
- ANSI D (22in x 34in)
- ANSI E (34in x 44in)
- ISO A4 (21cm x 29.7cm)
- ISO A3 (29.7cm x 42cm)
- ISO A2 (42cm x 59.4cm)
- ISO A1 (59.4cm x 84cm)
- ISO A0 (84cm x 118.8cm)
- JIS B5 (18.2cm x 25.7cm)
- Pages
- Multiple を選択すると、
図が Paper Size で選択された用紙よりも大きい場合に、
図を複数のページに分割して印刷するようになります。
この機能は、印刷を行なった後でそれらの紙を貼り合わせる
(貼り合わせを容易にするために
xfig は図の一部がオーバーラップするように出力します)
ことによって、用紙よりも大きい図を出力することを可能とします。
Single を選択した場合にはこの機能は使用されず、
用紙からはみ出した部分は単に失われます。
- PostScript Printer
- 出力先のプリンタを指定します。
このフィールドが空の場合には、
出力は標準プリンタへ送られます。
このデフォルト値は、リソース Fig*printer*string、
もしくは環境変数 $PRINTER で指定されたものとなります。
- Print Job Params
- ここで指定された文字列は、
lpr (System V システムにおいては lp) の実行に際して
オプションとして渡されます。
文字列の中に %f が含まれている場合、
それ (2回以上書いても構わない) は図の名前に置き換えられます。
デフォルトではこれは空ですが、必要であればリソース
Fig*job-params*string を用いて設定することができます。
- Figures in batch
- ここには、
印刷のためのバッチ・ファイルに格納されている図の個数が表示されます。
図は Print FIGURE to Batch を用いて
バッチ・ファイルに入れることができ、
それらの図は Print BATCH to Printer によって
1つのジョブとしてプリンタへ出力することができます。
- Dismiss
- このボタンをクリックすると Print パネルが閉じられます。
アクセラレータ Meta-c も同じ意味を持ちます。
- Print FIGURE / BATCH to Printer
- このボタンをクリックすると、
バッチ・ファイルに図が格納されている場合にはそれらの図が、
さもなくば現在の図が、プリンタへ出力されます。
アクセラレータ Meta-p も同じ意味を持ちます。
このボタンのラベルは、現在の図が印刷されるのか、
もしくはバッチ・ファイル内の図が印刷されるのかに応じて、
Print FIGURE to Printer、
もしくは Print BATCH to Printer のいずれかとなります。
プリンタへの出力に際して、xfig は、まず
fig2dev プログラム
を用いて図を PostScript に変換した上で、
その結果を lpr (System V システムにおいては lp) に
渡します。
lpr (もしくは lp) の実行に際しては、
PostScript Printer フィールドで指定されたプリンタ名と
Print Job Params フィールドで指定されたオプションが
コマンド行オプションとして渡されます。
- Print FIGURE to Batch
- このボタンをクリックすると、
現在の図がバッチ・ファイルに追加されます。
アクセラレータ Meta-b も同じ意味を持ちます。
バッチ・ファイルに格納された図は、
後で Print BATCH to Printer が実行されたときにプリンタに出力されます。
この機能は、
複数の図を一度にプリンタへ出力するために用いることができます。
- Clear Batch
- このボタンをクリックすると、
バッチ・ファイルの内容が消去されます。
アクセラレータ Meta-x も同じ意味を持ちます。
バッチ・ファイルの図は、
Print BATCH to Printer がクリックされた後には自動的に消去されます。
Help ボタンは、ヘルプ情報を表示するためのプルダウン・メニューを開きます。
- Xfig Reference
- XFIG Users Manual
(HTML による xfig のリファレンス) を表示するために、
HTML ブラウザ
(デフォルトでは netscape)
を起動します。
起動する HTML ブラウザは、
Fig.browser リソースによって指定することができます。
- How-to Guide
- Peter Hiscocks による Xfig How-to Guide を表示するために、
PDF ビューア (デフォルトでは acroread) を起動します。
起動する PDF ビューアは、
Fig.pdfviewer リソースによって指定することができます。
- Man Pages
- xfig のマニュアル・ページを表示するために、
PDF ビューアを起動します。
しかし、上の Xfig Reference の方がベターです。
- About Xfig
- その xfig のバージョンと著作権についての情報を表示します。
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