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新しいオブジェクトの入力 に際しては、インジケータ・パネルでの設定が適用されます。 また、UPDATE や EDIT を用いることにより、 既に入力されているオブジェクトの属性を変更することも可能です。
インジケータ・ボタンには以下のものがあります。
通常は、その時に選択されているモードにおいて意味を持つ インジケータ・ボタンのみが実際にインジケータ・パネルに置かれます。 インジケータ・ボタンを一度に表示することができない場合には、 インジケータ・パネルにはスクロール・バーが付けられます。
UPDATE モードにおいては、 それぞれのインジケータ・ボタンの右上には UPDATE に際してその設定を適用するかどうかを指定するための 小さいトグル・ボタンが付けられ、 またインジケータ・パネルの左側には Update Control ボタンが置かれます。
インジケータ・ボタンの設定の変更は インジケータ・ボタンをクリックすることによって行なえます。 それぞれのマウス・ボタンは次のような意味を持ちます。
このボタンをマウスボタン1でクリックすると ポップアップ・パネルが開かれ、 拡大率をキーボードから入力することが可能となります。 このボタンをマウスボタン2、もしくはマウスボタン3でクリックすると、 拡大率が1刻み (拡大率が1以下である場合には0.1刻み、0.1以下である場合には0.01刻み) で増加、もしくは減少します。
キャンバスの拡大は、拡大したい領域を キャンバス上で指定することによって行なうこともできます。 このためには、キャンバス上で、 CONTROL キーを押した状態でマウスボタン1 (`zoom area') をクリックすることによって 拡大したい領域の1つの角を指定し、 次にその対角でマウスボタン1 (`final point') を押すことにより、 拡大したい領域を指定します。 また、キャンバス上で、 CONTROL キーを押した状態でマウスボタン3 (`unzoom') をクリックすることにより、 拡大率を1に戻すこともできます。
キャンバス上で領域を指定して拡大を行なう場合の拡大率を整数に制限したい場合には、 Zoom ポップアップ・パネルの Integer area zoom ボタンを ON としておきます。
このグリッドの間隔は、 寸法の単位がインチとなっている場合には 1/8inch、1/4inch、1/2inch、及び 1inch の中から、 寸法の単位が cm となっている場合には 2mm、5mm、1cm、及び 2cm の中から選択することができます。
このグリッドは、オブジェクトの配置を制限する効果は持ちません。 オブジェクトの配置を制限したい場合には、 POINT POSITION を使用して下さい。
このグリッドの間隔は、 寸法の単位がインチとなっている場合には 1/16inch、1/8inch、1/4inch、1/2inch、及び 1inch の中から、 寸法の単位が cm となっている場合には 1mm、2mm、5mm、1cm、及び 2cm の中から選択することができます。
これは、編集に際してどのオブジェクトが ``picked up'' されるかも制限します。 オブジェクトがここで指定されたグリッド上にない場合には、 そのオブジェクトを pick up することはできません。
このグリッドは画面には表示されません。 目に見えるグリッドは、 GRID MODE によって設定することができます。
TEXT や ELLIPSE の角度は、 TEXT/ELLIPSE ANGLE によって設定することもできます。
オブジェクト (例えば BOX など) によっては90度単位での回転のみが可能であることに注意して下さい。
このボタンをマウスボタン2、もしくはマウスボタン3でクリックすると、 角度が15度刻みで減少、もしくは増加します。 マウスボタン1でクリックすると、 角度を入力するためのポップアップ・パネルが開かれます。
すでに入力されているオブジェクトを回転させたい場合には、 ROTATE を用いることもできます。 ROTATION ANGLE も参照して下さい。
``深さ'' はオブジェクトが重なり合った場合に どちらのオブジェクトが隠されるかを規定するものであり、 より大きい ``深さ'' を持ったオブジェクトは より小さい ``深さ'' を持ったオブジェクトによって隠されるようになります。 ``深さ'' は 0 から 999 の範囲の整数となります。
同じ ``深さ'' を持ったオブジェクトが重なり合った場合には どちらのオブジェクトが隠されるかはわかりませんし、 画面での表示と印刷の結果とが異なったものとなる可能性もあります。
ARRAY PLACEMENT によって生成するコピーの数は、 NUMBER OF X COPIES、 及び NUMBER OF Y COPIES によって設定します。
COPY & ROTATE によって生成するコピーの数は、 NUMBER OF COPIES によって設定します。
円 や 楕円 などに接した線は リンクとしては扱われません。 そのような線に対してスマート・リンク機能を有効としたい場合には、 その円などのオブジェクトを 複合オブジェクト にしてみて下さい。
このボタンをマウスボタン1でクリックすると、 Colors パネル が開かれます。
オブジェクトの内部の塗りつぶしの色は、 FILL COLOR、 及び FILL STYLE で設定します。 オブジェクトの外形を描画せずにその内部の塗りつぶしのみを行ないたい場合には、 LINE WIDTH を 0 に設定して下さい。
このボタンをマウスボタン1でクリックすると、 Colors パネル が開かれます。
オブジェクトの外形の色は、PEN COLOR で設定します。 FILL COLOR の設定は、FILL STYLE で None 以外が選択されている場合に限って意味を持ちます。 塗りつぶしを行ないたくない場合には、 FILL STYLE で None を選択して下さい。
このボタンをマウスボタン1でクリックすると、 次のようなポップアップ・パネルが開かれます。
これを 0 に設定した場合にはオブジェクトの外形は描画されなくなります。 しかし、その場合でも FILL STYLE で 塗りつぶしが指定されていれば内部の塗りつぶしは行なわれます。
このボタンをマウスボタン1でクリックすると、 次のようなポップアップ・パネルが開かれます。
線の末端の形状は CAP STYLE で設定します。
この設定は、破線や点線などの 個々の線分や点の形状にも影響します。 線の結合部 (角) の形状は JOIN STYLE で設定します。
矢印の形状は ARROW TYPE によって、 またその大きさは ARROW SIZE によって 設定することができます。 すでに入力されているオブジェクトに矢印を付けたい場合 (あるいは矢印を削除したい場合) には、 ADD/DELETE ARROW を用いることもできます。
矢印の大きさは ARROW SIZE によって 設定することができます。
このボタンをマウスボタン1でクリックすると、 次のようなポップアップ・パネルが開かれます。
Thickness は矢印の線の太さを、 Width は矢印の横幅を、 Height は矢印の長さを設定します。
これらの単位は LINE WIDTH の単位と同一です。 これは以前のバージョンの xfig (横幅と長さの単位が 1/1200インチだった) から変更されています。
Absolute Values ボックスがチェックされている場合には 左側の値が用いられ、 それらの値がそのまま矢印の大きさとなります。 Multiple of Line Width ボックスがチェックされている場合には 右側の値が用いられ、 線の太さにそれらの値を掛けたものが 矢印の大きさとなります。
このボタンをマウスボタン1でクリックすると、 フォントの選択を行なうための Font パネル が開かれます。
このボタンをマウスボタン2、もしくはマウスボタン3でクリックすると、 そのボタン上にどのフラグの状態を表示するかが切り替えられます。
このボタンをマウスボタン1でクリックすると、 次のようなポップアップ・パネルが開かれます。
Hidden フラグを ON とすると、 キャンバス上にはテキスト自身の代わりに 文字列 ``<<>>'' が表示されるようになります。 Print や Export に際しては、 そのテキストは通常通りに出力されます。 これは、テキストが LaTeX の長いコマンドを含んでいる場合などに 表示が見にくくなることを防ぐために使用することができます。
Rigid フラグを ON とすると、 そのテキストを含んだ 複合オブジェクトが スケーリングされた場合でも、 そのテキストのフォントの大きさを変更しないようになります。
Special フラグを ON とすると、図の LaTeX フォーマットでの Export に際して、 テキストに含まれる特殊文字 (``\'' など) を特別扱いせず、 そのまま出力するようになります。 これはテキストに LaTeX のコマンドを含める際に使用することができます。 LaTeX のコマンドの使用は、 特に図の中に複雑な数式などを書きたい場合などに有用です。 Special フラグが OFF となっている場合には、 特殊文字はその文字を印刷することができるように 適切に変換した上で出力されます。
Add Color ボタンをクリックすると、 User Defined Colors の下のボックスに新しいユーザー定義カラーが追加されます。 新しいユーザー定義カラーは Add Color がクリックされる前に選択されていた色に設定されますので、 その色を元にして新しい色を定義することができます。
Lookup Color ボタンも新しいユーザー定義カラーを追加するためのものですが、 これを用いると画面上の任意の色を取り込むことができます。 Lookup Color ボタンをクリックした後に画面上の任意の位置でクリックすると、 その位置に表示されていた色が新しいユーザー定義カラーに設定されます。
Delete ボタンはユーザー定義カラーを削除するためのものであり、 いずれかのユーザー定義カラーを選択した状態でこのボタンをクリックすると、 その色が削除されます。 ただし、そのユーザー定義カラーが使用されている場合には、 その色を削除することはできません。
UnDelete ボタンをクリックすると、Delete ボタンによる ユーザー定義カラーの削除 (最後に行なわれたもの) が取り消されます。
ユーザー定義カラーの色の変更は、 RGB (赤、緑、青)、もしくは HSV (色相、彩度、明度) の スライダを用いて行なうことができます。 あるいは Edit Pen、もしくは Edit Fill の下のフィールドに 赤、緑、及び青の量 (それぞれの値は 00〜FF の範囲) を示す16進数を 直接タイプすることもできます。
赤、緑、及び青のスライダの上のボタンの 2つ、もしくは3つを選択した状態とすると、 それらのスライダは ``ロック'' され、 Lock スライダを動かすことによって同時に動かせるようになります。
Font パネルには、PostScript フォントの選択のためのものと、 LaTeX フォントの選択のためのものとがあります。
いずれかのフォントのボタン (ボタンのラベルはそのフォントで表示してある) をクリックすると、 そのフォントが選択されます。 Use LaTeX Fonts ボタンをクリックすると パネルが LaTeX のフォントの選択のためのものに、 Use PostScript Fonts ボタンをクリックすると パネルが PostScript フォントの選択のためのものに切り替えられます。
PostScript フォントの選択のためのパネルに含まれているすべてのフォントが、 すべての PostScript プリンタで使用可能であるとは限りません。 また、画面への表示に際して、 指定したものと異なったフォントが用いられることもあります。 しかし、少なくとも Times-Roman、Times-Italic、 Times-Bold、Times-BoldItalic、 Courier、Courier-Oblique、 Courier-Bold、Courier-BoldOblique、 Helvetica、Helvetica-Oblique、 Helvetica-Bold、及び Helvetica-BoldOblique については、ほとんどすべての環境で使用可能であるものと思われます。
日本語 xfig においては、 ``Times-Roman'' が ``Times-Roman + 明朝'' に、 また ``Times-Bold'' が ``Times-Bold + ゴシック'' に置き換えられており、これらのフォントを選択した場合には テキストに日本語を含めることが可能となります。 これについては、 日本語への対応 (あるいは国際化?) を参照して下さい。